日本の住所の構造 ― 住居表示・地番・通り名
日本の住所は全国で一つの書き方ではありません。住居表示、地番、条丁目、京都の通り名、郡部の大字小字の違いを整理します。
目次
- 住所は、都道府県・市区町村・町字・街区・番号・建物の階層でできていますが、地域によって読み方が違います。
- 市街地の多くは「住居表示」、未実施の地域は「地番」で表されます。
- 札幌の条丁目、京都の通り名、郡部の大字・小字は、別の読み方が要ります。
日本の住所は、「東京都品川区東品川2-2-20」のように、大きな区分から小さな区分へと並びます。しかし、この並びの意味は、地域によって異なります。
基本の階層
| 階層 | 例 |
|---|---|
| 都道府県 | 東京都 |
| 市区町村(政令市は区まで) | 品川区 |
| 町字(大字・町丁目) | 東品川 |
| 丁目 | 2丁目 |
| 街区(番) | 2番 |
| 住居番号(号) | 20号 |
| 建物名・階・部屋 | ○○ビル 6階 601号室 |
- 都道府県東京都
- 市区町村品川区
- 町字東品川
- 丁目・街区2丁目 2番
- 住居番号20号
住居表示と地番
日本の住所には、二つの付け方があります。
住居表示は、「住居表示に関する法律」に基づく方式です。道路や河川などで区切った「街区」に番号を付け、その中の建物に「住居番号」を付けます。市街地の多くで実施されています。「2丁目2番20号」の形になります。
地番は、土地ごとに付く番号です。土地の登記に使われるもので、土地の区画(筆)ごとに付けられます。住居表示が実施されていない地域では、住所として地番がそのまま使われます。「△△町123番地4」の形になります。
つまり、「2-2-20」という同じ見た目でも、住居表示の「番・号」である場合と、地番の「番地・枝番」である場合があります。
制度の詳細は、法令と自治体の案内で確認してください。
地域ごとの違い
札幌・旭川など ― 条丁目
北海道の一部の都市では、「北1条西2丁目」のように、条(南北の位置)と丁目(東西の位置)の格子で場所を表します。数字が二つ並んでも、番号ではなく座標のような意味です。
京都 ― 通り名
京都市の中心部では、「烏丸通二条上る」のように、通りの名前と、上る・下る・東入・西入で場所を表します。北へ進むことを「上る(あがる)」、南へ進むことを「下る(さがる)」と言います。住所の途中に、番号が出てこないことがあります。
郡部 ― 大字・小字
村や町では、「〇〇郡△△町大字□□字◇◇」のように、町の下に大字と**字(小字)**があります。町字の区分が細かく、住居表示が無いことが多く、地番で表されます。
なぜ区別が要るのか
同じ規則で全国の住所を解析すると、体系の違う住所を誤ります。京都の「上る」を番号の一部と読んだり、札幌の「条」を町名の一部と読んだりするためです。
Kiten は、入力がどの体系に近いかを見分けてから、要素を取り出します(住所の体系)。
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