公的住所データ入門
アドレス・ベース・レジストリ、位置参照情報、郵便番号データ、基盤地図情報、法人番号。住所に使える公的データの出どころと使い分けを整理します。
目次
- 住所と位置の公的データは、提供元ごとに、対象・細かさ・形式が違います。
- 一つで全国をそろえて覆えるデータは無いので、組み合わせて使います。
- 利用条件と更新頻度は、データごとに確認が要ります。
住所を扱うとき、手元に正解の一覧があるわけではありません。日本では、複数の公的機関が、住所や位置のデータを公開しています。
主なデータ
| データ | 提供元 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| アドレス・ベース・レジストリ | デジタル庁 | 町字・街区・住居など、住所の階層と位置 |
| 位置参照情報 | 国土交通省 | 街区などの代表点の座標 |
| 基盤地図情報 | 国土地理院 | 地図の基礎になる地物のデータ |
| 郵便番号データ | 日本郵便 | 郵便番号と、市区町村・町域の対応 |
| 法人番号公表データ | 国税庁 | 法人の名称と所在地 |
使い分け
- 住所の階層を確かめる:アドレス・ベース・レジストリ。住所の要素が実在するかを調べる基礎になる。
- 座標を求める:アドレス・ベース・レジストリと位置参照情報。細かい順に試し、無ければ粗いデータで補う。
- 郵便番号から住所を補う:郵便番号データ。ただし、郵便番号は町域の単位で、建物までは決まらない。
- 組織の名称を手がかりにする:法人番号公表データ。
注意点
地域によって細かさが違う
市街地では住居まで、郡部では町字までしか無い、ということがあります。そのため、座標の精度は地域によって変わります。
文字コードと形式が違う
ファイルによって、文字コードも列の名前も異なります。同じデータでも、版が変わると列の並びが変わることがあります。取り込みの処理は、列の位置ではなく、見出しの名前で読むと壊れにくくなります。
更新される
住所は変わり続けます。公開データには更新があり、反映されるまでに差が生じます。
利用条件
データごとに、利用条件と出典の示し方が決まっています。利用の前に、各提供元の規約を確認してください。
各データの版・更新頻度・利用条件の詳しい表記は、確認が終わり次第、この記事に追記します。
Kiten での使い方
Kiten は、これらのデータを組み合わせて、住所の照合と座標の決定を行います(データの出典)。
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