地域メッシュコードの仕組みと計算

日本全国を緯度経度で区切る地域メッシュ。1次・2次・3次の大きさと、緯度経度からコードを求める計算を、例とともに説明します。

公開 2026年10月12日 読了 約5分 Zorynto
目次
TL;DR · 要点
  • 地域メッシュは、緯度経度で全国を格子に区切り、番号を付けたものです。
  • 1次は約80km、2次は約10km、3次は約1km の四方です。
  • コードは、緯度経度から整数の計算だけで求められます。

地域メッシュは、日本全国を、緯度と経度の線で格子に区切り、一つ一つに番号を付けたものです。国の統計や防災の分析で、位置を一つのコードにそろえるために使われています。

3つの段

総務省統計局の説明では、次のとおりです。

区画緯度の幅経度の幅1辺の目安コード
第1次40分1度約80km4桁
第2次5分7分30秒約10km6桁
第3次(基準地域メッシュ)30秒45秒約1km8桁
3つの段の関係
  1. 第1次4桁 · 約80km
  2. 第2次6桁 · 約10km · 第1次を8×8に分割
  3. 第3次8桁 · 約1km · 第2次を10×10に分割

第1次を縦横に8等分したものが第2次、第2次を縦横に10等分したものが第3次です。

コードの求め方

緯度を lat、経度を lon とします。

第1次  p = floor(lat × 1.5)     u = floor(lon − 100)
       コード = p × 100 + u                         (4桁)

第2次  q = floor((lat × 1.5 − p) × 8)
       v = floor(((lon − 100) − u) × 8)
       コード = 第1次 × 100 + q × 10 + v             (6桁)

第3次  r = floor(((lat × 1.5 − p) × 8 − q) × 10)
       w = floor((((lon − 100) − u) × 8 − v) × 10)
       コード = 第2次 × 100 + r × 10 + w             (8桁)

東京駅付近(緯度 35.68、経度 139.77)を例にします。

  • lat × 1.5 = 53.52 → p = 53
  • lon − 100 = 39.77 → u = 39
  • 第1次コード:5339
  • (53.52 − 53) × 8 = 4.16 → q = 4、(39.77 − 39) × 8 = 6.16 → v = 6
  • 第2次コード:533946
  • (4.16 − 4) × 10 = 1.6 → r = 1、(6.16 − 6) × 10 = 1.6 → w = 1
  • 第3次コード:53394611

使いどころ

  • 位置を、緯度経度ではなく、一つのコードで扱う。
  • 統計の格子(人口・事業所など)と、住所の位置を結びつける。
  • 位置の概略を、細かい座標を持たずに共有する。

注意

  • メッシュは位置の区切りで、行政区画とは一致しません。
  • 元の座標が粗いとき(町字の重心など)は、メッシュも概略になります。
  • 計算は、切り捨て(floor)で行います。小数の誤差で境界の近くの結果が変わることがあるため、境界付近の点は、公的なツールでも確かめてください。

Kiten の Playground のデモで、住所から3次メッシュを確認できます(デモであり、実際の API の応答ではありません)。詳しくは 地域メッシュ(ドキュメント) を参照してください。

例の計算は、式をプログラムで実行して確かめました。公的なツールの結果との照合は、公開前に行います。

Sources · 出典
  1. 総務省統計局 地域メッシュ統計について

内容に誤りや不足があれば、お知らせください。